2014年 08月 20日
ゴゼンタチバナ |
Cornus 「cornu(角)」に由来する 材質の堅いことを意味し ヨーロッパの C.sanguinea が古くから屠殺人の剣材として用いられる ミズキ科 ミズキ属
canadense 「canadensis」 カナダの 基準標本がカナダのことから
シノニムは ゴゼンタチバナ亜属
Chamaepericlymenum canadense (L.) Aschers. & Graebn.
Chamaepericlymenum chamai(小さい)+属名(Periclymenum)
和名の由来は 白山の最高峰の「御前峰」に因み 四国の石鎚山 赤石山 本州 北海道の亜高山帯から高山帯の針葉樹林 林縁に自生する
葉は茎に6枚輪状につき 基部は楔形 花は6~8月(葉が4枚では開花することは少ない) 白色 子房に密に毛がある
近縁の仲間に
エゾゴゼンタチバナ Cornus suecica L. 葉は輪生状ではなく 基部は円形で無柄 花は帯紫色 子房にまばらに毛がある 北海道の山に自生する
シノニムは
Chamaepericlymenum suecicum (L.) Asch. et Graebn.
by watanabe-photo-st
| 2014-08-20 18:46
| 野の花と樹と