2014年 08月 25日
ヤナギラン |
その昔
カタクリの種を播いて 育てていたら
「そんなもん 家の裏に 一杯 咲いている」
と
北海道から神戸への転勤族友人が ノタマウ
まるで 雑草扱い この花もその一つ
柳蘭 Chamerion angustifolium (L.) Holub
Chamerion 「chamai(矮小)+nerion(キョウチクトウ)」
花はキョウチクトウに似るが体が小さいため アカバナ科
angustifolium 「angustifolius 細葉の 幅の狭い葉の」
シノニムは Epilobium angustifolium
Epilobium 「ion(スミレ)+epi(上)+lobon(莢)」スミレ色の花が長い子房の先に着くことを表したもの
本州以北の亜高山帯から 北海道の山地の草地や礫地に自生する
森林の伐採跡 林道沿い 湿った草地に先駆的に群落をつくるが 何れ他の植物にとってかわることが多い
近縁の仲間は
ヒメヤナギラン C. latifolium 又は E. kesamitsui T.Yamaz.
ウスゲヤナギラン C. angustifolium subsp. circumvagum
ヤエザキヤナギラン E. angustifolium L. f. pleniflorum (Nakai) H.Hara
by watanabe-photo-st
| 2014-08-25 06:34
| 野の花と樹と