2015年 09月 21日
ミヤギノハギ アルビノ |
万葉集の草本の中では一番多く詠まれた歌 141首
表記は 芽 芽子 波疑 波義
「吾妹子に 戀ひつつあらずは秋芽子の 咲きて散りぬる 花にあらましを」
(巻二 120)
弓削皇子
表記は 芽 芽子 波疑 波義
「吾妹子に 戀ひつつあらずは秋芽子の 咲きて散りぬる 花にあらましを」
(巻二 120)
弓削皇子
宮城野萩 Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. thunbergii
確認していませんが・・・宮城県に多く自生しているらしい
この学名 面白いといえば面白いのです
L. thunbergii (DC.) Nakai を基本種として
その亜種で
L. thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii
さらに その亜種の品種
L. thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. thunbergii
同じ名を3つ繋がった学名は珍らしい
Lespedeza
Michanx が18世紀後半に調査の際に アメリカの東部 Florida 州知事のスペイン人Vincente Manuuel de Cespedes に捧げた名
CとLの誤植らしい
こんなこともあるようです
Thunbergii
スウェーデンの植物学者で日本植物を初めて研究したC.P.チュンベリー(1743~1828)の
高さ2mになる落葉低木
でも 毎年茎が更新されるので 草の仲間入りでもいいか
本来は紫紅色の花なのですが アルビノ好きの小生のとっておきの白花
この Lespedeza thunbergii の仲間のうち
栽培品と帰化植物を除き一番近いのが
ミヤギノハギの品種で ビッチュウヤマハギ
L. t. (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. angustifolia (Nakai) Ohwi
亜種のうち 次の3種類がひとつのグループ
ケハギ
L. t. (DC.) Nakai subsp. patens (Nakai) H.Ohashi
タテヤマハギ
L. t. (DC.) Nakai subsp. patens (Nakai) H.Ohashi f. sericea (Matsum.) H.Ohashi
ユキハギ
L. t. (DC.) Nakai subsp. patens (Nakai) H.Ohashi f. nivea (S.Akiyama et H.Ohba) H.Ohashi
亜種のうち 別の一つ
サツマハギ
L. t. (DC.) Nakai subsp. satsumensis (Nakai) H.Ohashi
違いを述べよといわれても 煩雑の一言
synonymは
Lespedeza penduliflora (Oudem.) Nakai
一つの種として命名したもの
penduliflorus 下垂した花の
”垂れ下がる花”
この学名のほうが シンプルで分かりやすいのですが どのように分類するのかという基本的な問題を含んでいます
by watanabe-photo-st
| 2015-09-21 02:08
| 野の花と樹と