2016年 04月 13日
阿波遍路道 薬王寺から最御崎寺へ 古目大師から甲浦番所 |
四国を歩いてみようと思われるお遍路さんへ お役に立てれば幸いです
遍路で お寺に札を打つのも一つの目的でありますが 札所間を駆け抜けるだけではなく 道中をぜひとも楽しんでいただきたいと思う次第
お遍路の最初のガイドブック 真稔著「四国遍礼道指南」に記載される
阿波の番所は 古目・佐野村・日開谷 の3か所
阿波の番所は 古目・佐野村・日開谷 の3か所
阿波藩は 番所のことを「御番所」「番手」と呼び
1 国の境い目となるもの
2 港におかれた津田 北浦川口御番所
3 遠見御番所
の3種類である
この内 遍路に関するものは 境目御番所で
讃岐との国境いでは
大坂口は こちらから
大坂口は こちらから
日開谷は こちらから
伊予側は 佐野口 こちらから
土佐側は 古目 にあった
江戸時代の寺島良安著 「和漢三才圖會」の阿波編 第23番薬王寺の項に
「薬王寺廿三番・・・自是行土佐東寺二十一里内十里當國領分也 有八坂坂中八濱等名山谷岩窟古跡多 宍喰浦國守為四国順禮 所建寺名圓頓寺 古目村有番所改往来旅人券次有山嶺 此即阿波土佐両國境也 土佐甲浦有番所 野根浦有川 伏越有番所而甲浦券改之 加裏書出之」
「是より土佐の東寺(第24番 最御崎寺)行く 21里の内10里は当国の領分なり 八坂坂中八濱等の名があり 山 谷 岩窟 古跡多し 宍喰の浦に國守が四国順禮のために建たる所の寺の名は圓頓寺也 古目村に番所有り 往来の旅人の手形を改める 次に山嶺有り 此こは即ち 阿波 土佐 両國の境い也 土佐の甲浦に番所有り 野根浦に川が有る 伏越に番所有り そして甲浦の手形 之を改め 裏書を加えて之を出す」
「薬王寺廿三番・・・自是行土佐東寺二十一里内十里當國領分也 有八坂坂中八濱等名山谷岩窟古跡多 宍喰浦國守為四国順禮 所建寺名圓頓寺 古目村有番所改往来旅人券次有山嶺 此即阿波土佐両國境也 土佐甲浦有番所 野根浦有川 伏越有番所而甲浦券改之 加裏書出之」
「是より土佐の東寺(第24番 最御崎寺)行く 21里の内10里は当国の領分なり 八坂坂中八濱等の名があり 山 谷 岩窟 古跡多し 宍喰の浦に國守が四国順禮のために建たる所の寺の名は圓頓寺也 古目村に番所有り 往来の旅人の手形を改める 次に山嶺有り 此こは即ち 阿波 土佐 両國の境い也 土佐の甲浦に番所有り 野根浦に川が有る 伏越に番所有り そして甲浦の手形 之を改め 裏書を加えて之を出す」
国土地理院の地図を参照させていただきました
へんろみち保存協力会発行の「四国遍路ひとり歩き同行二人」の旧版には通行困難という記載があるものの 改定版には 何故かこの峠道は削除されてしまいました
古目大師から 古目番所跡の石柱を経て 国土地理院の地図には記載されていない山路に入ります
直進すると 北西の別の峠へ向かうことになりますから ご注意のほど
次回は伏越の鼻から淀が磯です こちらから
国境いの地図へ こちらから
前回の八坂寺鯖大師へは こちらから
by watanabe-photo-st
| 2016-04-13 07:29
| 遍路・修験道のこと