2013年 10月 11日
ツクモグサ |
黒部川から 吹き上げてくる風が 霧を呼び 季節を運ぶ
この風に乗って
白馬岳の稜線に
コマクサ チングルマ ウルップソウが咲き
雷鳥や岩雲雀が子を育てる
夏がくる
花は 「ツクモグサ、 「九十九草」 である
「九十九」とは,この花を発見した 「城 九十九」氏の名に因む
が その細やかな葉の形からは「九十九」という言葉の中にある「多い」という形容があったはずと思いたくなる
草丈は10~15㎝のクッション状となり 花の直径は3~4㎝となる
この花の盛り 7月上旬から中旬ころの白馬岳は 梅雨の中にあり 花の咲き終えたあとの穂は オキナグサやチングルマのように 稚児車を立て 風に揺らいでいる
本州では 白馬岳の頂上付近の高山帯の礫地に多くみられるが 他には 八ガ岳や南アルプスの一部にしか見られず 地理的に隔離分布する
出会いは 夏までの至福のひと時であるが この花の仲間の北海道日高山地の「ヒダカソウと共に 氷河期の遺物ともいえ 地球温暖化という危機的状況の中で いつまで私を楽しませてくれるのだろうか
この風に乗って
白馬岳の稜線に
コマクサ チングルマ ウルップソウが咲き
雷鳥や岩雲雀が子を育てる
夏がくる
花は 「ツクモグサ、 「九十九草」 である
「九十九」とは,この花を発見した 「城 九十九」氏の名に因む
が その細やかな葉の形からは「九十九」という言葉の中にある「多い」という形容があったはずと思いたくなる
草丈は10~15㎝のクッション状となり 花の直径は3~4㎝となる
この花の盛り 7月上旬から中旬ころの白馬岳は 梅雨の中にあり 花の咲き終えたあとの穂は オキナグサやチングルマのように 稚児車を立て 風に揺らいでいる
本州では 白馬岳の頂上付近の高山帯の礫地に多くみられるが 他には 八ガ岳や南アルプスの一部にしか見られず 地理的に隔離分布する
出会いは 夏までの至福のひと時であるが この花の仲間の北海道日高山地の「ヒダカソウと共に 氷河期の遺物ともいえ 地球温暖化という危機的状況の中で いつまで私を楽しませてくれるのだろうか
by watanabe-photo-st
| 2013-10-11 07:15
| 野の花と樹と