2016年 05月 04日
鬼平犯科帳 「兇剣」から 茶粥 |
平蔵は京都の盗賊の捕縛に協力し その後 盗賊に追われる娘およね(長谷川真弓)を助けたため 大阪の大盗賊 高津の玄丹(藤岡琢也)から狙われることになる
京都町奉行 浦部彦太郎(井川比佐志)の勧めで およねを奈良に送りがてら 奈良見物に出向くが 途中で刺客に襲われる
奉行の知り合いの常念寺での朝餉の一コマ
平蔵 「あぁ これはいい」
浦部 「茶粥ですな」
平蔵 「茶粥は大和の名物だなぁ」
忠吾 「空豆とか薩摩芋とかを入れるのだそうで 冷や飯に懸けても美味しいと寺の小坊主が教えてくれました」
平蔵 「そうか およねは大和の生まれとあれば 茶粥は懐かしい味であろう・・・」
動画サイトから拝借
平蔵 「(およね)どうした? 忠吾がお前のために珍しく 早起きをしてこの茶粥を炊いたんだぞ・・・なぁ 忠吾」
忠吾 「えっ? は! はぁ・・・」
平蔵 「さぁさ 食べろ! 食べろ! 食べろ!」
紀州の在の3年間
魚に果物 そして野菜 いろいろと旨いものがあった
特に 漁師の方と懇意にしていただき
加太の鯛 御坊の平目 周参見のけんけんの鰹 古座川の鮎・・・
贅沢の極みで 忘れられない味となった
炊飯のとき 袋に入れたお茶を一緒に炊くと 茶粥になるという便利なものがあった
全て ほうじ茶だったが 二日酔いの朝には 南高梅の梅干しと紀ノ川漬で美味しくいただいた
今となっては 懐かしい話
by watanabe-photo-st
| 2016-05-04 17:01
| 鬼平犯科帳の世界