2016年 12月 16日
剣客商売 「春の嵐」から 鯛と軍鶏鍋 |
秋山大治郎(山口馬木也)が 冤罪となる事件の一コマ
小兵衛の家で 家族のたわいもない会話から
お春 「先生! 支度ができたよ!」
小兵衛 「あぁ 腹が減ったなぁ さぁコタ ばぁばの料理は美味いぞぉ!」
お春 「先生!」
小兵衛 「ぁ ぅうん あぁ そうじゃ! そうじゃ! よいかコタ ばぁばは ばぁばではないのだから 絶対に ばぁばとゆうてはいかんぞ! なぁ ばぁば・・・」
お春 「もぅ! 先生! もう!」
動画サイトから拝借
大治郎 「母上 今日は 何の御馳走にございますか?」
お春 「鯛と軍鶏だよ! 鯛のほうは半分くらい 味噌につけておいたから帰りに持っていくといいよ」
小兵衛 「この歳の瀬に 不二楼のおもとさんからのお届けものだ ありがたいことじゃ」
三冬 「鯛の刺身は皮にさっと熱湯をかけて ぶつぶつと乱切りにしただけ 軍鶏鍋の出汁にしても 醤油も 味噌を使わんのに とてもいいお味 ほんに母上様の包丁には 一刀流もかないませぬ」
お春 「そんなことはないよ 全部 先生に教わったんだよ」
小兵衛 「いやいや もう とっくにわしの域をこえておる 無外流もかたなしじゃ」
三冬 「母上 この出汁はどのようにして・・・」
お春 「えぇ 今度 教えて差し上げます」
小兵衛 「三冬さん この軍鶏を食べ終わったならなぁ 鍋に残った出汁を 一度漉して 熱い湯を加えて薄めるのじゃ それを大根を細切りにして炊き込んだ飯にかけ回して食べる これが絶品でなぁ」
閑話休題
鴨も軍鶏も好きなのですが 何しろ軍鶏は手に入りにくい
冬の軍鶏鍋には 笹掻きにしたたっぷりの牛蒡に 芹か菊菜を合わせてみたいもの
軍鶏出汁をたっぷり作って水菜のハリハリか・・・
取り敢えず 地鶏でやってみるとするかなぁ
遍路で四国を歩いていたとき 捌きたての軍鶏を接待で頂いた
この軍鶏肉と臓物が 山で採った木耳と舞茸と合わせた鍋になった
極貧の遍路には 誠にありがたく 美味しく頂いた
by watanabe-photo-st
| 2016-12-16 08:21
| 剣客商売の世界