2017年 02月 01日
鬼平犯科帳 「熊五郎の顔」から 田螺のぬた |
捕縛した洲走の熊五郎(高橋長英)の手下 山猫の三次を 熊五郎が奪還を企てていることから 平蔵は深谷の宿で待ち受ける
沢田と粂八と共に宿での一コマ
平蔵 「どうしたぇ 粂八」
粂八 「洲走のやつ もしかすると怖気ずいて・・・」
平蔵 「いや 奴は必ず現れる 心配するな 俺の勘働きも捨てたもんじゃぁねぇぞ・・・さぁ そうと決まったら腹拵えだ なぁ・・・さぁ 喰おう 喰おう」
沢田と粂八と共に宿での一コマ
平蔵 「どうしたぇ 粂八」
粂八 「洲走のやつ もしかすると怖気ずいて・・・」
平蔵 「いや 奴は必ず現れる 心配するな 俺の勘働きも捨てたもんじゃぁねぇぞ・・・さぁ そうと決まったら腹拵えだ なぁ・・・さぁ 喰おう 喰おう」
動画サイトから拝借
平蔵 「このなぁ 田螺がなかなかいける・・・うん うめぇ うめぇ・・・何だい 粂八も沢田も 喰わねぇのか 喰わなかったらこっちへ寄越せ」
粂八 「ぃぇ・・・ぃぇ・・・」
平蔵 「いいからこっちへ寄越せ! 確かになぁ こいつは ちぃと 泥臭い だから この味噌味を効かせたぬたに限る・・・へっ! へっ! へ!・・・うめぇなぁこれは」
とまぁ 二人から田螺のヌタを取り上げる平蔵
ぬたを 漢字で書けば ”饅”
白味噌 ゆず酢 砂糖を混ぜて作る膾の一つ
”ずんだ”ともいうらしい 枝豆で作る”ずんだ餅”は ”餅の饅”?
葱や分葱であったり 烏賊や貝であったりと 酢味噌で和えればなんでもヌタといえる
小生の田舎の村は 青年団の下に小学5年生から中学生で構成する少年団というのがあった
その少年団の小遣い稼ぎの一つに 稲刈りの後の田圃にいる田螺を拾い集めて 茹でて下拵えを済ませたものを売り歩いていた
売れ残るということが無かったから その夜はヌタか甘辛く煮ていたのでしょう
by watanabe-photo-st
| 2017-02-01 07:13
| 鬼平犯科帳の世界