2018年 10月 14日
フジバカマ |
名前の由来は「和名抄」に 「蘭の名に対して 本草和名では 布知波加万(ふじばかま)と言う 新選万葉集では 別に藤袴の二字を用いている」
という記述があり 袴を帯び 花の色が藤色をしていることから
Eupatorium 紀元前132~63年の小アジアの Pontus 王Mithridates の姓 Eupator に捧げられた名
彼はこの属のある植物を薬用にしたと云われる
japonicum 日本の
お隣りの中国では 蘭草 香草
中国原産のものが 古来に移入され 野生化したといわれていますが 本来は香料か 浴用料 洗髪などの実用品だったのでしょうか
生のままでは無香でも 乾燥すると茎葉に含まれるクマリンが塩漬けしたオオシマサクラの葉のような香を持つ
有毒植物でアルカロイドを含むとされているけれど 花期に茎葉を刈り取り 陰干しにしたものを蘭草といい 腎炎など体のむくみをとるために煎じて用いる
また お風呂に入れて冷え性の改善を図るために用いる
同属サワヒヨドリ ヒヨドリバナと混同されやすい 違いについては こちらから
by watanabe-photo-st
| 2018-10-14 08:05
| 野の花と樹と